2012年新婦人春の行動―ジェンダー平等講座を開催、会場いっぱい43人が集う!
4月11日(水)、新婦人道本部主催で、ジェンダー平等講座を開催、日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす北海道の会共同代表の金時江(キムシガン)さんを迎え、「日本軍『慰安婦』問題」からみえるものと題して学習、札幌、石狩、北広島から43人(うち会員外3人)が参加しました。
金さんご自身が在日韓国人2世で、お父さんが1935年に、家が貧しく働く場所があるからと15歳で日本に連れてこられたことを紹介。今でも部屋を借りるときに「他に名前がありませんか?」と聞かれるなど、日本人の根強い差別意識にも触れ、日本と朝鮮半島の年表を示しながら、両国から見た歴史観の違いを指摘、そのうえで、『慰安婦』として連行された女性たち(少女たち)の悲惨さ、戦後も故郷に帰ることすら許されなかった事実を、「20年間の水曜日」という本を読み上げて話してくれました。
交流の時間では、参加者から「水曜日デモとは?」「中学校の教科書は今どうなっているのか?」「韓国では子どもたちに『慰安婦』問題をどうやって教えているのか?」「どうして『日本軍』というのか?」など質問、金さんから丁寧な答えをいただきながら、最後に、『慰安婦』問題は女性への差別につながること、歴史の上にきちんと立って、未来をつくっていくことの必要性、知り・学んでいくことの大事さを訴えられました。